ペットボトルや空き缶から、音が生まれた日
5月3日、ATCのおおさかATCグリーンエコプラザとウミエール広場で「ごみ祭り」が開催されました。ペットボトルや空き缶、段ボールなどの廃材を楽器に変え、海辺のステージで演奏する——そんな創造的な一日となりました。
その背景には、開催の3日前となる4月30日に締結された、株式会社steAmとATC(アジア太平洋トレードセンター株式会社)の包括連携協定があります。今回は、その締結の経緯と「ごみ祭り」で生まれた取り組みをご紹介します。
4月30日、ATCで新たな連携がスタート
2026年4月30日、ATC ITM棟11階のおおさかATCグリーンエコプラザにおいて、アジア太平洋トレードセンター株式会社と株式会社steAmによる包括連携協定締結式が行われました。
締結式には、株式会社steAm代表取締役社長の中島さち子氏と、アジア太平洋トレードセンター株式会社代表取締役社長の木村繁が出席しました。
中島氏は、数学者でありジャズピアニストでもあります。2025年大阪・関西万博ではテーマ事業プロデューサーを務め、「Playfulな世界を拡張し、一人ひとりの創造性をひらく」を理念に、STEAM教育の普及と実践に取り組んできました。
今回の協定は単発の取り組みではなく、教育・創造・地域共創を軸に継続的な連携を推進するものです。両者の強みを生かしながら、次世代の「つくる力」を育む場づくりを大阪から全国へ広げていくことを目指しています。
ごみが音楽になった日
包括連携協定の締結から3日後となる5月3日、その連携が早くも具体的な形となって実現しました。
おおさかATCグリーンエコプラザとウミエール広場を会場に、株式会社steAmとATCの共催による「ごみ祭り」が開催されました。
午前中は2つのトークセッションを実施しました。
「循環する地域、ひらく未来」では、研究者や実践家、万博協会関係者が登壇し、ごみをテーマとした地域共創について議論しました。
また、「ごみから学び、未来をつくる」では、小学校校長や大学生起業家らが、探究学習や教育の可能性について意見を交わしました。
午後には、ペットボトルや空き缶、段ボールなどの身近な廃材を活用した楽器づくりワークショップを開催しました。子どもから大人まで、音楽経験の有無を問わず参加でき、完成した楽器を持ってそのままステージ演奏に参加することができました。
イベントの締めくくりは、海辺のステージで行われたKURAGE Bandによるライブです。大阪府内の高校生軽音楽部や来場者も加わり、それぞれが制作した「ごみ楽器」を手に演奏しました。
本来であれば廃棄されるはずだったものが音楽へと生まれ変わる——その瞬間を、多くの来場者が共有しました。
咲洲から、創造の輪を広げる
ATCのITM棟には、スタートアップ支援施設や常設展示施設が集積しています。
テクノロジー、デザイン、環境、福祉、ロボティクスなど、多様な分野のプレイヤーが同じ施設内で活動しています。また、大阪市と共同で運営するインキュベーション施設では、IoTやAIの実証実験からクリエイターの独立支援まで、幅広い取り組みを展開しています。
今回の連携協定締結と「ごみ祭り」の舞台となったおおさかATCグリーンエコプラザも、その重要な拠点の一つです。
環境ビジネスの情報発信拠点として長年培ってきた役割に加え、これからは創造教育や共創活動の場としても新たな可能性を広げています。
今後は、「アフター万博 クラゲ祭り 2026 SUMMER」の開催も予定されています。詳細については後日発表予定であり、万博をきっかけに生まれた創造的なネットワークは、ATCを舞台にさらに広がっていきます。
また、ATCホールでは6月26日・27日に「ウイスキーフェスティバル」の開催も予定されています。
さまざまな人や企業、地域が交わる場として、ATCはこれからも新たな挑戦を続けていきます。
万博で生まれたつながりが、ATCで新たな形へと発展しています。これからもATCは、多様な人々の出会いと共創を生み出す拠点として、新しい価値の創造に取り組んでまいります。
ビジネス向けイベントの探し方
ATCイベントページを開き、上部の「ビジネス向け」タブを選ぶだけ。商談・セミナー・展示など、法人向けの情報をまとめて確認できます。
ウイスキーフェスティバル2026 in 大阪
日時:2026年6月26日(金)17:00〜19:30 / 6月27日(土)第1部 10:00〜13:30・第2部 14:30〜18:00
会場:ATCホール(大阪市住之江区)
各回完全入替制・定員制。詳細は公式サイトにてご確認ください