こんにちは、ATC経営戦略室のロバートです。先週の記事から、また1週間が経ちました。「ATC、夏本番。」の第6回です。
ポーランド語に「majak(マヤク)」という言葉があります。実体のない何かが、ふっと目の前に立ち上がって、また消えていく。揺らめく蜃気楼のような幻影のことです。今週、ATCについて書かれたある投稿を読んでいて、なぜかこの言葉を思い出しました。
連載企画|ATC、夏本番。 第6回/全8回
ATC Bay RunnerのLINEクーポンと、夏休みATCふれあい昆虫展は、どちらも8月23日までです。まだの方は、今週末あたりが最後のチャンスかもしれません。
ジブリパーク展の会場も、相変わらずの人出です。夏休みも後半に差しかかり、ATC全体がここ数か月でいちばん賑わっているように感じます。
英語と日本語、性格の違う2つのTikTok
ATCには、実はTikTokアカウントが2つあります。ひとつは日本語、もうひとつは英語。同じ建物を撮っているはずなのに、映し出される表情はまったく違います。
英語のアカウント「@atcosaka」は、今年6月に始まったばかりの、まだ小さなアカウントです。投稿の中心は、海外からの旅行者に向けた大阪の楽しみ方や、館内のイベント、知っておくと得するちょっとしたコツなど。海と建物を一緒に楽しんでもらうための、実用的な内容がほとんどです。それでも時々、人のいない吹き抜けや、光の差し込む通路だけを淡々と映した投稿が混ざっていて、「夢の中で、ここに来たことがある気がする」という書き出しのキャプションがついていたりします。
一方、日本語のアカウント「@atc_osaka」は、去年から続く古株です。恐竜イベントの舞台裏、昆虫展の会場、ダンスフェスの決勝、ポップカルチャー学園に出演したアイドルへの楽屋インタビューまで、館内で起きていることを幅広く追いかけています。同じATCを撮っているのに、こちらは人の気配でにぎやかです。
同じ建物、同じ夏なのに、切り取り方でこんなに違って見えるものかと、あらためて思わされます。よければ両方、覗いてみてください。英語アカウントと、日本語アカウントです。
「夢で見た気がする」場所、ATCとドリームコアの偶然
「ドリームコア」や「リミナルスペース」という言葉をご存じでしょうか。現実には存在するはずなのに、どこか夢の中のような、少し落ち着かない懐かしさを感じさせる空間を指す言葉です。ここ数か月、ATCがまさにその文脈で語られる場面を、何度か見かけました。
あるブロガーの方は、ATCを訪れた記録をnoteに投稿し、「近畿で最大のリミナルスペース」と書いていました。O’s棟とITM棟をつなぐ吹き抜けを、渓谷のように深く切れ込んだ空間だと表現し、赤・青・緑・黄が入り混じる通路を「Backroomsみたいなところ」とも呼んでいます。設計した当時の誰も、そんなふうに呼ばれることは想像していなかったはずです。
西日の差し込む連絡通路も、スケスケエレベーターが貫く巨大な吹き抜けも、写真に撮ると少し現実離れして見えます。そしてこの夏、ATCは実際に、物語の舞台になろうとしています。
8月22日(土)には、ウミエールキューブで「ATCアイドル短編映画祭」が開かれます。ATCを舞台にしたショートムービーの上映会で、今回はシンセカイヒーローが出演する「At The Center」が上映されます。夢の中のような通路が、そのまま誰かの物語の背景になる。ちょっと不思議な巡り合わせです。
ATCアイドル短編映画祭
開催日:2026年8月22日(土)
開催時間:17:00〜18:00(16:30開場)
会場:ウミエールキューブ(オズ棟北館3F)
料金:観覧無料
「ATC、夏本番。」も、これで第6回です。TikTokの話も、ドリームコアの話も、書き始めると止まらなくなりそうだったので、今回はこのあたりで。残り2回、どうぞお付き合いください。
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